演劇博物館 まもなく休館!

早稲田大学が誇る「エンパク」こと早稲田大学演劇博物館(正式名称:坪内博士記念演劇博物館)が2017年8月7日(月)をもって休館期間に入ります!


演劇博物館といえば最近「大テレビドラマ博覧会」という企画展でメディアにも取り上げられ話題になりました!

この早稲田が誇る日本で唯一の演劇専門の博物館は学生のみならず一般の方も入場無料です!貴重な資料を保存した図書館でもありることから演劇を学ぶ多くの早稲田生や教授が利用しています。

ついでにもう少しエンパクについて説明しておくと、エンパクは早稲田キャンパスに存在し、坪内逍遥先生がシェイクスピア全集(全40巻)を日本で初めて翻訳しきったことを記念して1928年に作られました。

現在の館長は文学学術員所属の岡室美奈子教授です!(8代目館長にあたります。)

岡室先生はテレビドラマ研究やサミュエルベケットを中心に演劇研究をされている方で、先生のオカルト芸術論という講義は文・文化構想学部ランキング1位を獲得したこともある人気講義です。

そしてエンパクはシェイクスピアに非常に縁の深いことからイギリス・シェイクスピア時代の劇場「フォーチューン座」を模して作られています。

ちなみに、シェイクスピア当時の代表的な劇場は円型の「グローブ座」なんです。なぜ代表的なグローブ座ではなくどちらかと言うと一般的でないフォーチューン座を模したのかというと、どうやら設立当時設計図が手に入ったのがフォーチューン座だけだったようです。
さらにちなむと、グローブ座は現在新宿に存在します、その管理運営をめぐって、一時早稲田大学が手に入れよう!という動きがあったそうなのですが、そこは残念天下のジャニーズ事務所が傘下におさめました。

本場ロンドンにも当時とそのままの形で再建されているので良かったら機会があったら是非!

も一つちなむと、エンパクの前には坪内逍遥先生の銅像があり、握手すると早稲田大学に受かると言われています。(筆者も受験前に握手してどうにか合格しました。)

そんなエンパクは2018年に設立90周年を迎えるため、その準備としてこの度は休館に至ったのだそう。その間に坪内逍遥先生の銅像は1体どうなるのでしょうか?

開館は2018年の3月22日(木)

遠いですね……、いやでもきっと90周年もすごい催しを計画していることでしょう!

またあの軋む床を気にしながら展示が見られる日を楽しみにしています!

早稲田大学 演劇情報まとめ

早稲田大学の演劇にかかわる情報を サークルから講義、教授に至るまで 極めて主観的に紹介します。

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